グリーン・ホーネット(2010年・アメリカ) [2012年 レビュー]
原題:THE GREEN HORNET
監督:ミシェル・ゴンドリー 脚本:エヴァン・ゴールドバーグ、セス・ローゲン
ハリウッドのバカさ加減もここに極まり。
まだ無名だったブルース・リーの出世作を35年ぶりにどうリメイクしたかと思いきや、よくぞまあここまで低俗な作品に仕上げられたもんDEATH。その諸悪の根源は主演のセス・ローゲンにありDEATH。
はい、この右側のヒト。
どうみたって道化役。
なんなら一度はジョージ・クルーニーが候補に挙がってた役なんですよ。それを「40歳の童貞男」で注目を集めたコメディアンがやってるんです。これが全くカッコ良くない。イイ女がいないから観る気が失せるってことは今までもあったけど、主演がダサくて観る気が失せたのは、もしかしてコレが初めてかも。
それくらいだから、なんでこの人がタイトルロールなのか僕は最後まで理解できなかったんだけど、エンドロールを観て驚きました。なんとこの人、エグゼクティブプロデューサーの一人なんですよ。つまりこの映画に出資してるってこと。え?てことはグリーン・ホーネット役を金で買ったってこと?(笑)。
しかもこの人、脚本まで担当してるんですけど、これがまた全然面白くない。
そもそもグリーン・ホーネット誕生のいきさつが、ケイトー(カトーなんて一言も発音してない)のクルマや武器などのハードウェア開発技術にたまげて、「これならオレもヒーローになれる」っていい気になっちゃう発想が幼稚すぎ。この段階でもうバカバカしくなって最後まで観るモチベーションは失ってました。
ケイトーを演じたジェイ・チョウ(写真左)はなかなか可愛い顔してて、こっちはかなり気に入ったんだけど、いかんせんカンフーの見せ場が皆無に等しくてガッカリ。いえアクションシーンはあるんですよ。でもそれは彼のポテンシャルではなく、VFXがいかんなく発揮されているワケで、ブルース・リーの後釜はどんな子なのかと期待したオールド・ファンには誠に残念な結果でした。
悪役のクリストフ・ヴァルツも生きてなかったなあ。
とにかく脚本が悪いよ、脚本が。「イングロリアス・バスターズ」のときの、あの悪のオーラは微塵も出てなかったからね。本当にとんでもない仕事引き受けちゃっちゃよね。オスカー俳優も。ご愁傷様です。
キャメロン・ディアスのキャスティングは、主演2人の保険ってところでしょう。どうせならスカーレット・ヨハンソンあたりにやって欲しかったんだけど、彼女は「アベンジャーズ」だしね。そうそうヒーローモノに出るワケもいかんわね。じゃあマリオン・コティヤール!ああ、そうだ、マリオンがいいよ。彼女ならキャメロンやスカーレットよりも知的だしね。
…なんて妄想以外に楽しみようがない映画ってどうなんだよ!
これもまたオリジナルが観たくなる後味でした。
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まったく同感です。劇場で観てしまって後悔しました。
中2病のバカが2人、「○○したらスゲーよな...」と言い合って騒ぎながらバカやっているところを見せられるだけで、主役にひとかけらの感情移入もできず・・・という映画でした。
唯一面白かったのは、グリーン・ホーネットにやられちゃったギャングの小者が、ボスのクリストフ・ヴァルツに、何ビビってんだとどやしつけられて言い訳する時のセリフ=「だってマスクした大人はスーツ着た大人より恐ろしいですから...」(「そりゃ、そうだよネ」と爆笑しちゃいました。)
by 怪しい探麺隊 (2012-02-22 00:10)
確かにあのセリフは笑いました。でももうちょっとうまく撮って欲しかったなあと思います。
まずは続編が作られないことも祈りましょう。
nice!ありがとうございます。
by ken (2012-02-22 14:10)
はじめまして。
僕は、この映画、面白かったですよ。
見る前は、ミシェル・ゴンドリーということで、
外すんじゃないかと、不安でしたが
(変に、アート系にしたりとか)。
CMを見る限り、アクションも、しょぼしょぼだし
(スローにしたら、誰でもできるっしょ…)。
で、実際、カンフー・アクションは、しょぼしょぼ
でしたが、脚本はよかったです。
カンフーがらみでいうと、最後に、主人公が「開眼」しちゃう
ところとか、好きです。「伏線」好きなんで。
途中で、かなり笑えましたし
(「グリーン蜂はどうだ?」って言いだしたときの、
社員の反応とか)。
なめられまくりの敵のボスもよかったです。
有名な役者なのに、すぐ撃ち殺されるというギャグも、
バカ映画の「ディープ・ブルー」っぽくて好きです
(最初に殺されるのが、「127時間」の
ジェームズ・フランコで、2人目は、「T2」の
エドワード・ファーロング)
笑えるヒーローものというのも少ないのですが
(「スパイダーマン」くらいでしょうか)、
どうも、ヒーローものというよりは、
コメディの系譜から生まれた企画だろうな、という気はします。
ドタバタっぷりは、「ブルース・ブラザース」を
彷彿とさせますし。
コメディアンが主役で、脚本も担当したヒーローものというと、
「ゴースト・バスターズ」を思い出します。
で、伏線好きとしては、とにかく、ラストにかけての、
「収束感」が良かったです。
蜂で死んだと思われていた親父の、死の真相を、
悟るシーン。それ以前に、親父も不正を働いていた、
という裏切りも挟みつつ、2転、3転感があります
(頭の中の親父が、回想を離れて、話しかけてくる、
ギャグも挟みつつ)
「脱出シート」というバカ案を、絶対に採用しないだろう
と思われていたカトー(主人公のダメさが、際立つ
エピソードです)が、実は、案を採用していた所とか。
無意味なドタバタは、このオチのためか…、と思わせる、
ナイス伏線でした。
銅像の首ネタも、最後まで引っ張るし。
ラストで、定番の「グリーン・ホーネット」テーマ曲と
ともに、車の色が変わって、走り去る所なんかも、
かっこいいです。
バカ映画で、リメイク作ということで、
ウシャオスキー兄弟の怪作「スピード・レーサー」と、
タメをはる感のある映画だと思います。
キャメロン・ディアスも好きだし、
そういう個人的な所も含めると、
近年のヒーローものの中では、一番、楽しめた作品
かもしれません
(個人的に楽しめなかった作品としては「アイアン・マン」
「トランス・フォーマー」「インクレディブル・ハルク」
いまいちだったのは、「X-MEN」シリーズ、
「ダークナイト」「ザ・スピリット(ヨハンソンの出た)」
楽しめたのは「トランス・フォーマー・リベンジ」
「スパイダーマン3」でしたが、
世間の評価からは、かなりずれてる気が…)
長文失礼しました
by 通りすがり (2012-03-14 05:07)