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オール・ザット・ジャズ [2004年 レビュー]

オール・ザット・ジャズ」(1979年・アメリカ) 監督:ボブ・フォッシー 主演:ロイ・シャダー

 2003年、「シカゴ」を観たときからこの「オール・ザット・ジャズ」はもう一度観なきゃと思っていた。
 この映画を観たのは公開当時だから僕が16歳のとき。そのときはこの映画の言わんとしていることがまったく理解できず、「なんじゃこの映画は???」と正直思ったのでした。で、41歳になった今ならようやく意味も判るかと思い25年ぶりに観る。
 監督ボブ・フォッシーの自伝的映画であることは16歳の僕も当然理解できた。ただコロコロ変わる場面転換について行けなかった。
 25年ぶりに観て判ったことは「現実」と「夢」と「天使との対話(ジョーをお迎えに来た)」という3つのシチュエーションで構成されていたことだ。これでは16歳の子供に理解できるはずがない(笑)。
 では、改めてこの映画がどうだったかというと、「ブロードウェイの舞台裏を描いている」とは言うものの、それはあくまで演出家、振付師から見たショウビジネスの話であって、その裏にあるドロドロとしたものまでは描ききれていない。どちらかというとアーティストサイドの「理想と現実」の話であり、そこに人間同士がぶつかる力強いドラマはない。
 エンターテイメントでもヒューマンでもなく、ボブ・フォッシーの世界観を映像にしただけのような気がします。
 公開当時は日本でもいろんな評論家たちが「傑作」のハンコを押していた(だから観たのだ)。
 あれから四半世紀が経ち、それなりに映画を観てきた僕が思うに、これは「娯楽」ではない。「アート」だ。アートの解釈は人それぞれだから、僕が「いまいち」と評価しても誰にも文句は言われないだろう、と思う(笑)。

オール・ザット・ジャズ

オール・ザット・ジャズ

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2005/02/04
  • メディア: DVD

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