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ぼくんち [2004年 レビュー]

ぼくんち」(2002年・日本) 原作:西原恵理子 監督:阪本順治 主演:観月ありさ

 原作は傑作中の傑作で大好きな本のひとつ。
 それを阪本順治が監督するというので、劇場公開時から気になってた作品です(結局、劇場には行けなかったけどね)。
 2003年のテレビ業界、バラエティ番組でのヒットのキーワードは「知識」と「貧乏」と「デブ」でした。
 「ぼくんち」は破滅的に「貧乏」な人々の話で、その暮らしぶり、生き様を見せながら、「幸せってどこにある?」と映画を観てる我々にも問いかけてきます。
 「知識」はともかくとして、「貧乏」と「デブ」がヒットした理由は、「この人たちに比べたら自分たちはまだマシなほう」という安心感を視聴者に与えられたからで、その点においてはこの「ぼくんち」も、ひとつ高い目線で観ている自分に気づきます。けれど本編が進むにしたがって「自分たちはまだマシ」と思い込んでいるのが、実は臭いものにフタをしているだけでしかなく、現実を直視していないことと、その問題解決のために何の努力もしていないことに気がつかされるのです。
 この作品の評価は大きく分かれるでしょうが、僕は90点くらいの点数をあげたいな。
 
 主役の子供の男の子、一太(いった)と二太(にた)という2人の兄弟がさまざまな大人と触れ合いながら力強く生きていく様は、原作の雰囲気を損なわずに描けていると思います。
 特に一太の芝居がいい味を出していて、監督と子役とが関西人同士だから表現できた不思議な空気感がある。意外なことに観月ありさも悪くない(笑)。
 欲を言えば、コウイチ君を演じた真木蔵人の出番がもう少しあると良かったかな。そうすると後半もっと泣けたと思う。
 もう一度観たいです。

ぼくんち デラックス版

ぼくんち デラックス版

  • 出版社/メーカー: アスミック
  • 発売日: 2003/12/05
  • メディア: DVD

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コメント 2

satoco

一太君良かったですね。
ただ私は原作が好きすぎてダメでした。

2003年懐かしいです。
by satoco (2010-06-08 21:23) 

ken

古い記事にコメントありがとうございます。
この頃の記事は読んでても恥ずかしいw 
2003年ってもう7年前なんですねえ。
原作が好きすぎてダメなのも分かります。でも映像化されると観たくなるw
nice!ありがとうございます。
by ken (2010-06-08 23:26) 

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